三菱重工業への損害賠償請求額

原発を運営する南カリフォルニア・エジソン社が18日、三菱重工に賠償請求の文書を送った、と発表した。責任額は契約に明記された上限を超えないとする三菱重工に対し、エジソン社は「欠陥があまりにも基本的かつ広範な場合、責任上限は無効」と主張した。

放射性物質が漏れ出す事故を起こして廃炉が決まった米カリフォルニア州南部のサンオノフレ原発について、事故原因となった蒸気発生器を設計・製造した三菱重工業への損害賠償請求額が、契約上の上限約1億3700万ドル(約138億円)を上回る見通しとなった。

エジソン社の主張では、三菱重工が20年の稼働を保証したにもかかわらず、稼働開始から1年も経たずに設計ミスで摩耗を招き、放射性物質漏れを引き起こ
したうえ、契約上義務づけられた修理や調査も怠ったとしている。エジソン社や利用者が被った損害の全額について、「必ず三菱重工が責任を取る」ことを求め
ている。

シャープ、100億円の出資要請を検討

経営再建中のシャープが住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループ(東京)や、電動工具メーカーのマキタ(愛知県安城市)に各100億円程度の出資を要請する検討に入った。両社は商品開発などで提携する相手先で、財務体質の改善に向けて出資での支援も求めていく。1千億円規模の公募増資についても検討を続けている。

シャープは経営の健全度を示す自己資本比率が3月末時点で6%にまで低下。9月末にある約2千億円の社債償還についても自力での資金調達が難しく、6月に主力取引銀行から1500億円の追加融資を取り付けた。

9月をめどに、両社に対して第三者割当増資を実施する想定。リクシルとは2011年に共同出資会社をつくり、太陽電池と住宅用建材を組み合わせた商品などを開発してきた。マキタとも今年5月に提携し、ロボット掃除機の自動運転技術を搭載した芝刈り機の開発などを進めている。